「給湯器の設定温度を少し変えるだけで光熱費が安くなる」と聞いたことはありませんか?実は、毎日使うお湯の温度設定を見直すだけで、年間数千円〜数万円の節約につながる可能性があります。この記事では、節約に最適な設定温度の具体的な数値から、温度を1度下げることで得られる金銭的メリット、さらに注意すべきリスクまでを徹底解説します。今すぐ実践できる節約アクションをぜひ確認してください。
給湯器の節約に最適な設定温度は37〜40℃【結論】

給湯器の節約に最も効果的な設定温度は37〜40℃です。
多くの家庭では給湯器を42〜48℃に設定していますが、実際の使用シーンではシャワーや台所での手洗いに40℃前後のお湯で十分なことがほとんどです。
設定温度を高くすればするほど、給湯器はより多くのエネルギーを消費します。必要以上に高い温度に設定しておき、使用時に水で薄めるのは明らかなエネルギーの無駄です。
一方、37℃未満に下げると快適性が損なわれたり、貯湯式では衛生上のリスクが生じたりします。37〜40℃はその両面のバランスが取れた最適ゾーンです。
用途別おすすめ設定温度一覧【お風呂・シャワー・台所】
用途によって快適と感じる温度は異なります。以下の表を参考に、用途ごとの最適温度を把握しましょう。
| 用途 | 推奨設定温度 | 備考 |
|---|---|---|
| シャワー | 38〜40℃ | 夏は38℃、冬は40℃が目安 |
| 浴槽(入浴) | 40〜41℃ | 長湯には40℃以下が快適 |
| 台所(食器洗い) | 38〜40℃ | 油汚れには40℃前後が効果的 |
| 台所(手洗い・野菜洗い) | 35〜38℃ | 冷水より快適で節エネ |
| 洗面台(洗顔・手洗い) | 35〜38℃ | 皮膚への負担も少ない |
浴室と台所で別々にリモコン設定できる機種なら、それぞれ最適な温度に設定することでさらなる節約が期待できます。
なぜ37〜40℃が最適?節約と快適性のバランス
人体が「心地よい」と感じるお湯の温度は、皮膚温度(約33〜34℃)より少し高い36〜40℃とされています。
38〜40℃のお湯は副交感神経を優位にし、リラックス効果が得られると言われています。42℃以上の高温浴は交感神経を刺激し、疲労感につながる場合もあります。
節約の観点では、給湯器の設定温度を1℃下げるごとにガス消費量が約2〜3%削減されるというデータがあります。
たとえば48℃設定を40℃に変更すると、8℃分の節約効果が積み重なり、年間数千円〜1万円以上の節約につながることも珍しくありません。
なお、貯湯式給湯器での衛生リスク(後述のレジオネラ菌)を低減するには、貯湯温度を60℃以上に維持する必要があります。37〜40℃はあくまで出湯(使用時)温度として快適・経済的なゾーンですが、レジオネラ菌対策は別途貯湯温度の管理が不可欠です。
設定温度を1度下げるといくら節約できる?具体的な金額を解説

「温度を下げたいけど、実際どれくらい節約できるの?」と気になっている方も多いはずです。
給湯器の設定温度を1℃下げると、エネルギー消費量が約2〜3%削減されるとされています(一般社団法人日本ガス石油機器工業会の参考データより)。
たとえば設定温度を42℃から40℃に下げると、年間で数千円単位の節約効果が見込めます。以下では給湯器の種類別に具体的な金額を解説します。
ガス給湯器の場合|年間約1,500〜2,000円の節約効果
ガス給湯器を使用している家庭(4人世帯)の場合、年間の給湯にかかるガス代は約50,000〜70,000円程度と言われています。
設定温度を42℃から40℃(2℃下げる)にした場合、ガス消費量が約4〜6%削減されると仮定すると、年間節約額は次のように計算できます。
- 年間給湯ガス代:約60,000円
- 削減率:約4〜6%
- 年間節約額:約2,400〜3,600円
さらに48℃設定から40℃に変更した場合(8℃の引き下げ)は、理論上年間約7,000〜10,000円以上の節約も期待できます。
1℃あたりに換算すると年間約1,500〜2,000円程度が節約の目安になります。ご自宅のガス代明細と照らし合わせて試算してみましょう。
なお、ガス料金は地域や契約プランによって異なります。東京ガス・大阪ガス・東邦ガスなど各社の公式サイトで提供されているガス代シミュレーターを活用すると、より精度の高い試算が可能です。
電気温水器・エコキュートの場合|深夜電力活用で差が出る
電気温水器やエコキュートの場合、節約効果は電気料金プランによって大きく異なります。
深夜電力プラン(オール電化向けプラン)を契約している家庭では、深夜の安い電気でお湯を沸かすため、設定温度を低くすることで消費電力量が減り、電気代節約につながります。
- 電気温水器(460L・4人世帯の目安):年間電気代 約60,000〜80,000円
- 設定温度を2℃下げた場合の削減率:約3〜5%
- 年間節約額:約1,800〜4,000円
エコキュートはヒートポンプ技術を利用するため電気温水器より効率が高く、設定温度の影響がより小さい場合がありますが、それでも貯湯温度を見直すことで節約効果があります。
電気温水器では設定温度を下げすぎると湯量不足になることもあるため、季節ごとの使用量を考慮した設定が重要です。
夏と冬で設定温度を変えるべき理由【季節別の目安】
給湯器は水道水の温度(入水温度)を加熱してお湯にします。夏と冬では水道水の温度が大きく異なるため、同じ設定温度でも必要なエネルギー量が変わります。
- 夏場の水道水温:約20〜25℃
- 冬場の水道水温:約5〜15℃(地域差あり)
冬は水温が低い分、同じ設定温度に達するまでのエネルギー消費が増えます。そのため、夏と冬で設定温度を変えることが節約につながります。
| 季節 | 推奨設定温度 | 理由 |
|---|---|---|
| 春・夏(4〜9月) | 37〜39℃ | 水温が高く少ないエネルギーで到達可能 |
| 秋・冬(10〜3月) | 40〜42℃ | 水温が低く体が温まりやすい温度が必要 |
季節の変わり目に設定温度を見直す習慣をつけるだけで、無理なく年間を通じた節約が実現できます。
給湯器の種類別|最適な温度設定のポイント

給湯器には大きく分けてガス給湯器(瞬間式)、電気温水器(貯湯式)、エコキュートの3種類があります。
それぞれ仕組みが異なるため、温度設定の考え方も変わります。自宅の給湯器タイプを確認した上で、適切な設定方法を選びましょう。
ガス給湯器(瞬間式)の温度設定
ガス給湯器(瞬間式)は、蛇口を開けた瞬間に水を加熱してお湯を供給する仕組みです。
貯湯タンクがないため、衛生面での懸念が少なく、設定温度を使用目的に合わせて柔軟に変更できるのが特徴です。
節約のポイントは以下の通りです。
- 設定温度は使用シーンに応じて37〜42℃に調整する
- シャワーメインなら38〜40℃設定で十分
- お風呂の湯はり機能がある場合は浴槽設定温度(40〜41℃)と給湯温度を区別して考える
- リモコンから簡単に変更できるため、季節ごとに見直すだけで効果あり
瞬間式は使った分だけお湯を作るため、設定温度を下げると即座に節約効果が現れます。最もシンプルで効果的な節約方法です。
電気温水器(貯湯式)の温度設定
電気温水器は大容量のタンクにお湯を貯めておく貯湯式です。主に深夜電力を利用して一晩でお湯を沸かします。
温度設定のポイントは次の通りです。
- 貯湯温度は75〜90℃が基本:高温で保存することで細菌繁殖を防ぎ、使用時に水で薄めて使う
- 貯湯温度を下げすぎると衛生リスクが高まるため、60℃以上は必ず維持する
- 出湯温度(リモコン設定)は37〜42℃に設定し、節約と快適性を両立させる
- 湯量不足が起きないよう、季節に応じた貯湯量設定も重要
電気温水器では「貯湯温度」と「出湯温度(設定温度)」を混同しないことが重要です。節約のために出湯温度を下げながら、衛生のために貯湯温度は高く保つのが基本です。
エコキュートの温度設定|貯湯温度と出湯温度の違い
エコキュートはヒートポンプユニットで空気の熱を利用してお湯を沸かす、省エネ性の高い給湯システムです。
エコキュートには「貯湯温度」と「出湯温度」の2種類の温度設定があります。この違いを理解することが節約の鍵です。
| 設定の種類 | 内容 | 推奨温度 |
|---|---|---|
| 貯湯温度 | タンクに貯めるお湯の温度 | 65〜90℃(衛生維持のため高温) |
| 出湯温度 | 蛇口から出るお湯の温度 | 37〜42℃(使用目的に合わせて設定) |
エコキュートは貯湯温度を高くしておき、使用時に水で薄めることで必要な量のお湯を効率よく確保します。
節約のためにできることは出湯温度を下げることです。貯湯温度は衛生・効率の観点から高温を維持しつつ、リモコンの出湯温度設定を37〜40℃にするのが最適な使い方です。
また、エコキュートは「おまかせ」モードや「節約モード」が搭載されている機種も多く、自動で最適な運転をしてくれます。取扱説明書を確認し、節約モードを活用しましょう。
給湯器の設定温度を下げすぎるリスクと注意点

節約のために設定温度を下げることは効果的ですが、下げすぎると思わぬリスクや逆効果につながることがあります。
節約と安全・快適性のバランスを保つため、以下の注意点をしっかり確認しておきましょう。
レジオネラ菌のリスク|貯湯式は要注意
貯湯式の給湯器(電気温水器・エコキュート)では、タンク内のお湯の温度が低すぎるとレジオネラ菌が繁殖するリスクがあります。
レジオネラ菌は20〜50℃の温度帯で活発に増殖し、36℃前後が最も繁殖しやすいとされています。
感染すると肺炎(レジオネラ症)を引き起こす可能性があり、高齢者や免疫力の低下した方には特に危険です。
貯湯式給湯器での安全な温度管理の目安:
- 貯湯温度は60℃以上を維持(60℃では30分、70℃ではほぼ即座に死滅)
- 厚生労働省の指針では、給湯設備の貯湯温度を60℃以上に保つことを推奨
- 出湯温度を下げたい場合は、貯湯温度は変えずにリモコンの混合温度のみを調整する
快適性の低下|使用時間が増えて逆効果になるケース
設定温度を下げすぎると、体が温まりにくくなり、シャワーや入浴の時間が長くなるケースがあります。
使用時間が増えると当然お湯の使用量も増え、節約効果が帳消しになることがあります。
具体的に逆効果になりやすいパターンを確認しておきましょう。
- シャワーを35℃以下に設定→寒くて長湯になり結果的にお湯の使用量が増える
- 浴槽を38℃以下に設定→体が温まらず追い焚きを多用してガス代が増える
- 冬場に設定温度を下げすぎ→体が冷えてヒートショックリスクも上昇
節約の目的はあくまでも「無駄なエネルギー消費を減らすこと」です。快適性を損なわない範囲で温度を調整することが、真の意味での節約につながります。
家族で好みの温度が違う場合の対処法
家族の中でお湯の温度の好みが違う場合、全員が妥協できる設定を探すのは難しいことがあります。
そんなときに役立つ対処法を紹介します。
- 場所別リモコン設定:浴室と台所で別々に温度を設定できる機種を活用する(多くの最新機種に搭載)
- シャワーヘッドの流量調整:流量を絞ることで体感温度を上げ、設定温度を低くしやすくする
- 使う人に合わせてその都度調整:家族ごとに使う直前にリモコンで変更する習慣をつける
- 子どもや高齢者優先:子どもはやけど防止のため40℃以下、高齢者はヒートショック予防のため41℃以下を目安に
家族全員が満足できる温度帯を見つけることが、節約を継続するための第一歩です。
給湯器の温度設定を変更する方法【簡単3ステップ】

給湯器の設定温度の変更は、リモコン操作だけで簡単に行えます。
機種によって操作方法は異なりますが、基本的な流れは共通しています。以下の3ステップで確認してみましょう。
ステップ1:リモコンの温度表示を確認する
まず浴室または台所のリモコンを確認し、現在の設定温度を確認します。
多くの機種では液晶画面や表示部に「42℃」「40℃」などの数字が表示されています。
- 浴室リモコン:お風呂の湯はり温度が表示されていることが多い
- 台所リモコン:給湯温度が表示されていることが多い
- 機種によっては「給湯温度」「お湯はり温度」が分けて表示される場合もある
現在の設定温度が想定より高い場合(45℃以上など)は、すぐに変更することで節約効果を得られます。
ステップ2:温度調整ボタンで希望温度に変更
リモコンの「▲(上げる)」「▼(下げる)」ボタン、または「+」「−」ボタンを使って希望の温度に調整します。
- 多くの機種は1℃単位で調整可能
- 設定できる温度範囲は機種によって異なるが、一般的に32〜60℃程度の範囲
- 浴室リモコンと台所リモコンで別々に設定できる機種も多い
- 設定変更後は数秒待つと表示が確定する機種もある
操作方法が不明な場合は、給湯器の取扱説明書や各メーカーの公式サイト(ノーリツ・リンナイ・パロマなど)でリモコンの操作方法を確認できます。
ステップ3:お湯を出して設定が反映されたか確認
設定変更後は、実際に蛇口からお湯を出して設定が正しく反映されているか確認します。
- お湯が出るまで数秒〜数十秒かかる場合があるため、少し待ってから確認する
- 温度が設定通りか体感で確認し、高すぎ・低すぎであれば再度調整する
- ガス給湯器(瞬間式)は比較的すぐに設定温度のお湯が出る
- 貯湯式はタンク内に以前の温度のお湯が残っている場合があるため、しばらく出してから確認する
一度設定してしまえばその後は自動で指定温度のお湯が出ます。毎日使うものだからこそ、今すぐ確認・変更してみましょう。
設定温度以外でできる給湯器の節約テクニック6選

設定温度の見直しに加えて、日常の使い方を少し変えるだけでさらに節約効果を高めることができます。
今日から実践できる6つの節約テクニックを紹介します。
こまめにお湯を止める
シャワー中や食器洗いの最中にお湯を出しっぱなしにする「流しっぱなし」は、大きなエネルギーの無駄です。
シャワーを1分間止めることで、約10〜15Lのお湯を節約できます。
食器洗いの際も、すすぎ以外の時間はお湯を止める習慣をつけるだけで、月数百円〜1,000円以上の節約になります。
追い焚きより足し湯を活用する
冷めたお風呂を温め直す「追い焚き」は、新しいお湯を追加する「足し湯」に比べてガスの消費量が多い場合があります。
温度が少し下がった程度なら、足し湯で対応する方が効率的なケースが多いです。
一方、お湯がかなり冷めてしまった場合や残り湯が少ない場合は、新しくお湯をはり直した方がお得なこともあります。状況に応じて使い分けましょう。
お風呂のフタ・保温シートで温度低下を防ぐ
浴槽のお湯は放置すると急速に冷めます。フタをするだけで温度低下を大幅に抑えることができます。
保温効果の高いフタや保温シートを使用すれば、1時間後の湯温低下を約2〜5℃程度に抑えることが可能です。
追い焚きや足し湯の回数が減り、年間で数千円の節約につながります。浴槽用の保温シートは1,000〜3,000円程度で購入でき、コストパフォーマンスも優れています。
給湯器の電源をこまめに切る(待機電力カット)
給湯器は電源を入れたままにしていると待機電力が発生します。
機種にもよりますが、給湯器の待機電力は年間約500〜1,000円相当になることがあります。
就寝前や長時間外出する際はリモコンの電源ボタンでオフにする習慣をつけましょう。ただし、真冬の凍結防止機能が働かなくなる場合もあるため、極寒地では注意が必要です。
節水シャワーヘッドに交換する
節水シャワーヘッドに交換するだけで、同じ体感を維持しながらお湯の使用量を30〜50%削減できる製品もあります。
4人家族の場合、年間のシャワーガス代・水道代合わせて1万円以上の節約につながるケースもあります。
節水シャワーヘッドは2,000〜10,000円程度で購入でき、取り付けも工具不要で簡単なものが多く、初期投資を早期に回収できます。
入浴は間隔を空けずに続けて入る
家族全員が間隔を空けずに続けて入浴することで、追い焚きの回数を最小限に抑えることができます。
2〜3時間空いてしまうと浴槽のお湯が冷めて追い焚きが必要になりますが、続けて入ればその分のガス代を節約できます。
入浴順序を決めておくなど、家族で協力して取り組むと効果的です。
設定変更で限界を感じたら?省エネ給湯器への買い替え

設定温度の見直しや使い方の改善を行っても、光熱費の高さが気になる場合は、給湯器本体の省エネ性能に限界がある可能性があります。
特に10年以上使用している給湯器は、最新機種と比べて効率が大幅に落ちていることが多いため、買い替えを検討する価値があります。
エコジョーズ・エコキュートの節約効果
省エネ給湯器の代表格として「エコジョーズ」と「エコキュート」が挙げられます。
エコジョーズは、従来のガス給湯器が捨てていた排熱(約200℃)を回収・再利用することで、熱効率を従来の約80%から約95%以上に向上させた高効率ガス給湯器です。
従来型ガス給湯器からエコジョーズに交換した場合、年間のガス代が約15〜20%削減できるとされており、4人家族では年間10,000〜15,000円程度の節約が期待できます。
エコキュートは、大気中の熱エネルギーを利用するヒートポンプ技術により、消費電力の約3倍のエネルギーでお湯を沸かすことができます。
電気温水器と比較した場合、年間の電気代を約50〜60%削減できるとされています。オール電化住宅との相性が特に良好です。
| 機種 | 節約効果の目安 | 導入費用の目安 |
|---|---|---|
| エコジョーズ | 年間10,000〜15,000円削減 | 15〜30万円(工事費込み) |
| エコキュート | 年間30,000〜50,000円削減 | 30〜60万円(工事費込み) |
買い替えを検討すべきタイミングの目安
以下に当てはまる場合は、給湯器の買い替えを積極的に検討しましょう。
- 使用年数が10年以上:給湯器の法定耐用年数は6年(実用上の交換目安は10〜15年)
- 修理費用が高額になってきた:修理費用が買い替え費用の半額を超える場合は買い替えが得
- お湯の出が悪くなった・温度が安定しない:給湯器の性能低下のサイン
- 異音・異臭がする:安全性の問題から早急な対応が必要
- 光熱費が突然上がった:給湯器の劣化による効率低下の可能性
2026年現在、省エネ給湯器への買い替えに対してはメーカーや自治体による補助金・助成金制度が設けられている場合があります。お住まいの自治体の公式サイトや経済産業省の補助金情報も確認してみましょう。
給湯器の設定温度に関するよくある質問

給湯器の設定温度について、よく寄せられる疑問にお答えします。
Q. 給湯器の温度を50℃以上に設定するメリットはある?
A: 貯湯式(電気温水器・エコキュート)では、タンク内の貯湯温度を高くすることで、少量のお湯でも水と混ぜて多くの量を確保できるメリットがあります。ただし、瞬間式のガス給湯器で50℃以上に設定しても一般的な使用では水で薄めることになり、エネルギーの無駄になるだけです。出湯温度の設定は40〜42℃が最適です。
Q. 温度設定を変えても光熱費が変わらない場合は?
A: 設定温度を下げたにもかかわらず光熱費が変わらない場合は、①使用時間・使用量が増えている、②給湯器以外のエネルギー消費が増えている、③給湯器が劣化して効率が落ちている、のいずれかの可能性があります。ガスメーターや電気メーターの数値を月ごとに記録し、変化を把握することが問題解決の第一歩です。
Q. 一人暮らしと家族世帯で最適な温度は違う?
A: 基本的な推奨温度帯(37〜40℃)は同じですが、一人暮らしの場合は使用量が少ないため、設定温度を下げた際の節約効果は年間数百〜1,000円程度と家族世帯より小さくなります。一方、家族世帯では使用量が多い分、設定温度を見直すことで年間数千円〜1万円以上の節約が期待できます。どちらの場合も、季節に応じた温度調整を習慣にすることが大切です。
まとめ|今日からできる給湯器の節約アクション

給湯器の設定温度を見直すだけで、年間数千円〜1万円以上の節約が可能です。今すぐ実践できる節約アクションを以下にまとめます。
- 今すぐ設定温度を確認する:42℃以上に設定されていたら37〜40℃に変更するだけで節約スタート
- 季節に合わせて温度を調整する:夏は37〜39℃、冬は40〜42℃を目安に半年ごとに見直す
- 貯湯式は貯湯温度を60℃以上に維持:衛生リスク(レジオネラ菌)を防ぎながら出湯温度のみを下げる
- 節約テクニックを組み合わせる:節水シャワーヘッド・保温フタ・入浴タイミングの工夫で相乗効果を狙う
- 10年以上の機種は買い替えを検討:エコジョーズやエコキュートへの交換で大幅な節約効果が期待できる
温度設定の変更は今すぐ無料でできる最も手軽な節約方法です。ぜひ今日からリモコンを確認して、最適な温度設定に変更してみてください。


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