「車の維持費が家計を圧迫している」「本当に車が必要なのか分からない」そんな悩みを抱えていませんか?実は、車を手放すだけで年間30〜50万円もの節約が可能になります。この記事では、車の維持費の詳細な内訳から手放すメリット・デメリット、具体的な売却手順まで徹底解説します。あなたが車を手放すべきかどうか、この記事を読めば明確に判断できるようになります。
【結論】車を手放すと年間30〜50万円の節約になる

車を手放すことで得られる経済的メリットは想像以上に大きいものです。
多くの人が気づいていないのは、車の維持費が単なる「ガソリン代」だけではないという事実です。
税金、保険料、車検費用、駐車場代、メンテナンス費用など、様々な固定費が積み重なっています。
これらを全て合計すると、軽自動車で年間約30万円、普通車では年間約50万円もの出費になります。
軽自動車なら年間約30万円、普通車なら年間約50万円
具体的な車種別の年間維持費を見ていきましょう。
軽自動車の年間維持費内訳:
- 軽自動車税:10,800円
- 自動車保険料(任意保険):50,000〜80,000円
- 車検費用(年間換算):50,000円
- 駐車場代(地方):36,000円
- ガソリン代:80,000円
- メンテナンス費:30,000円
- 合計:約26〜30万円
普通車(1500cc)の年間維持費内訳:
- 自動車税:30,500円
- 自動車保険料:80,000〜120,000円
- 車検費用(年間換算):75,000円
- 駐車場代(都市部):120,000円
- ガソリン代:120,000円
- メンテナンス費:50,000円
- 合計:約47〜59万円
都市部で駐車場代が高い場合、普通車の維持費は年間60万円を超えるケースも珍しくありません。
10年間で300〜500万円の差が生まれる
短期的な節約額だけでなく、長期的な視点で見るとその差は圧倒的です。
10年間の累計維持費比較:
- 軽自動車:30万円 × 10年 = 300万円
- 普通車:50万円 × 10年 = 500万円
さらに、この金額には車両本体の購入費用は含まれていません。
新車を200万円で購入した場合、10年間のトータルコストは普通車で700万円以上になる計算です。
この金額を投資に回せば、複利効果で更に大きな資産を形成できる可能性があります。
例えば、年間50万円を年利5%で10年間運用すれば、約647万円になります(単純計算)。
車の維持費は年間いくら?内訳を徹底解説

車の維持費は意外と多岐にわたります。
「ガソリン代だけ」と考えている人も多いですが、実際には様々な固定費が発生しています。
ここでは、各項目の相場と特徴を詳しく解説します。
自動車税・軽自動車税(年間1〜4万円)
自動車税・軽自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者に課される税金です。
税額の目安:
- 軽自動車:10,800円
- 1000cc以下:25,000円
- 1000cc超〜1500cc以下:30,500円
- 1500cc超〜2000cc以下:36,000円
- 2000cc超〜2500cc以下:43,500円
新車登録から13年を超えると、環境負荷を理由に税額が約15%増額される「重課」が適用されます。
車を手放せば、この税金の支払い義務が完全になくなります。
自動車保険料(年間5〜12万円)
自動車保険には、強制加入の「自賠責保険」と任意加入の「任意保険」があります。
自賠責保険(強制):
- 軽自動車:年間約12,000円
- 普通車:年間約13,000円
任意保険:
- 20代:年間10〜15万円
- 30代:年間7〜10万円
- 40代以降:年間5〜8万円
任意保険の金額は、年齢、等級、車種、補償内容によって大きく変動します。
特に若年層や等級の低いドライバーは、保険料が高額になる傾向があります。
車を手放せば、これらの保険料支払いが不要になります。
車検費用(2年で10〜15万円)
車検は2年に1度(新車初回は3年)受ける必要があり、これも大きな出費です。
車検費用の内訳:
- 法定費用(自賠責保険・重量税・印紙代):4〜6万円
- 点検整備費用:3〜5万円
- 部品交換費用:3〜5万円
- 合計:10〜15万円
年間換算すると、5〜7.5万円の負担となります。
古い車ほど部品交換が必要になり、車検費用は高額になる傾向があります。
10年以上経過した車では、車検費用が20万円を超えることも珍しくありません。
駐車場代(年間3.6〜36万円)
駐車場代は地域によって大きく異なり、維持費の中でも特に差が出る項目です。
地域別の月額駐車場代相場:
- 東京都心部:30,000円〜50,000円(年間36〜60万円)
- 地方都市:8,000円〜15,000円(年間9.6〜18万円)
- 郊外・田舎:3,000円〜8,000円(年間3.6〜9.6万円)
- 自宅に駐車スペースあり:0円
都市部に住んでいる場合、駐車場代だけで年間30万円以上かかることも珍しくありません。
これは維持費の中でも最も大きな割合を占める可能性があります。
車を手放せば、この固定費が丸ごとなくなります。
ガソリン代・燃料費(年間8〜15万円)
ガソリン代は走行距離と燃費によって大きく変動します。
年間走行距離別のガソリン代目安:
- 年間5,000km(月420km):燃費15km/Lで約5.5万円
- 年間8,000km(月670km):燃費15km/Lで約8.8万円
- 年間10,000km(月830km):燃費15km/Lで約11万円
- 年間15,000km(月1,250km):燃費15km/Lで約16.5万円
※ガソリン価格を165円/Lで計算
通勤で毎日車を使う場合、年間走行距離は1万km以上になることが多く、ガソリン代も高額になります。
一方、週末しか乗らない場合は年間5,000km以下で済むことも多いです。
メンテナンス・消耗品費(年間3〜5万円)
定期的なメンテナンスや消耗品の交換も、意外と費用がかかります。
主な消耗品と交換費用:
- エンジンオイル交換(年2回):8,000円
- タイヤ交換(4年に1回):年間換算で15,000円
- バッテリー交換(3年に1回):年間換算で5,000円
- ワイパー交換:3,000円
- 洗車・ワックス:年間10,000円
- 合計:年間約3〜5万円
さらに、突発的な故障や修理が発生すれば、数万円〜数十万円の出費になることもあります。
特に10年以上経過した車は、エアコンやパワーウィンドウなどの電装系トラブルが増えます。
【早見表】車種別・地域別の年間維持費シミュレーション
以下の表で、あなたの状況に近い維持費を確認してみましょう。
| 車種 | 地域 | 年間維持費 |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 地方(駐車場3,000円) | 約26万円 |
| 軽自動車 | 都市部(駐車場15,000円) | 約40万円 |
| 普通車(1500cc) | 地方(駐車場5,000円) | 約42万円 |
| 普通車(1500cc) | 都市部(駐車場30,000円) | 約72万円 |
| 普通車(2000cc) | 都心部(駐車場40,000円) | 約90万円 |
都心部で大型車を所有している場合、年間100万円近い維持費がかかっていることもあります。
自分の状況と照らし合わせて、本当に車が必要かどうか考えてみましょう。
車を手放して節約する5つのメリット

車を手放すことで得られるメリットは、金銭的な面だけではありません。
生活の質が向上する様々な効果があります。
年間30〜50万円の固定費を削減できる
これは既に説明した通り、最大のメリットです。
年間30〜50万円の節約は、月額2.5〜4.2万円の自由に使えるお金が増えることを意味します。
この金額があれば、以下のような選択肢が生まれます:
- 毎月の貯金額を増やせる
- 趣味や旅行に使える
- 投資に回して資産形成できる
- 家族との外食や娯楽に使える
- 自己投資(資格取得、習い事)に充てられる
特に若い世代にとって、この金額を投資に回すことで将来の資産形成に大きな差が生まれます。
突発的な出費(修理・事故)のリスクがなくなる
車を所有していると、予期せぬ出費が発生するリスクが常につきまといます。
突発的な出費の例:
- エンジントラブル:10〜50万円
- 事故の修理費用:10〜100万円以上
- タイヤのパンク:5,000〜20,000円
- バッテリー上がり:10,000〜30,000円
- エアコン故障:5〜15万円
特に古い車ほど、突発的な故障のリスクが高まります。
車を手放せば、このような予期せぬ出費の心配から完全に解放されます。
車の維持にかかる時間と手間から解放される
車を所有していると、お金だけでなく時間と手間も奪われます。
車の維持にかかる時間:
- 洗車:月1回、1回1時間(年間12時間)
- 給油:月2回、1回15分(年間6時間)
- 車検・点検:2年に1回、半日〜1日(年間換算4時間)
- 保険更新の手続き:年1回、1〜2時間
- 駐車場探し・移動:累計で年間数十時間
- 合計:年間30時間以上
これらの時間を、より生産的な活動や趣味、家族との時間に使えるようになります。
また、車検の時期や保険の更新時期を覚えておく精神的負担からも解放されます。
環境負荷を軽減できる
車を手放すことは、環境保護にも貢献します。
1台の車が年間排出するCO2量:
- 年間走行距離10,000km、燃費15km/Lの場合
- ガソリン消費量:約667L
- CO2排出量:約1,550kg
これは、杉の木約111本分が1年間に吸収するCO2量に相当します。
環境意識の高まる現代において、車を手放すことは持続可能な生活スタイルの実践にもなります。
公共交通機関や自転車を利用することで、カーボンフットプリントを大幅に削減できます。
歩く機会が増えて健康的になる
車を手放すと、必然的に徒歩や自転車での移動が増えます。
運動不足解消の効果:
- 1日の歩数が平均3,000〜5,000歩増加
- 消費カロリーが1日あたり150〜250kcal増加
- 心肺機能の向上
- 生活習慣病のリスク低減
- ストレス解消効果
特にデスクワーク中心の生活をしている人にとって、通勤時の徒歩や自転車利用は貴重な運動機会になります。
実際に車を手放した人の多くが、「体調が良くなった」「体重が減った」と報告しています。
車を手放すデメリット3つと対処法

車を手放すことには、もちろんデメリットもあります。
しかし、多くのデメリットは適切な対処法で解決できます。
移動の自由度が下がる→代替手段の活用で解決
車があれば、好きな時に好きな場所へ移動できる自由があります。
これがなくなることが、最も大きな不安要素でしょう。
対処法:
- カーシェアの会員になる(必要な時だけ利用)
- 公共交通機関の定期券やフリーパスを活用
- 電動自転車を購入する(5〜15万円、維持費ほぼゼロ)
- タクシー配車アプリを活用(GO、Uberなど)
- レンタカーを長距離移動時に利用
実は、これらの代替手段を組み合わせても、車を所有するより大幅に安いケースがほとんどです。
例えば、月2回カーシェアを利用(1回5,000円)しても年間12万円で済みます。
これは車の維持費の1/3〜1/4程度です。
緊急時の対応が難しくなる→事前の備えで解決
「急な病気や怪我の時に困るのでは?」という不安を持つ人も多いでしょう。
対処法:
- タクシー配車アプリをスマホに入れておく(GO、Uberなど)
- 救急車を呼ぶべき状況か判断する(迷ったら#7119に相談)
- 近隣の病院・クリニックの場所を把握しておく
- 家族や友人の連絡先を整理しておく
- 民間救急サービス(介護タクシーなど)の情報を調べておく
実際、都市部では救急車や救急外来へのアクセスが良好なため、車がなくても問題ないケースがほとんどです。
また、本当の緊急時には周囲の人に助けを求めることもできます。
大きな買い物や荷物の運搬が不便→宅配サービスで解決
家具や家電などの大きな買い物をする際、車がないと運搬が困難です。
対処法:
- ネット通販を活用(配送無料の店舗も多い)
- 家具・家電店の配送サービスを利用(有料だが数千円程度)
- 大型荷物用の宅配サービス(ヤマト便、佐川急便など)
- 必要な時だけカーシェアやレンタカーを利用
- 引っ越し業者の小口サービス(単品配送)
現代では、ほとんどの商品が配送サービスに対応しています。
配送料を支払っても、年間の車の維持費と比較すれば圧倒的に安く済みます。
例えば、年間5回大型荷物を配送しても、配送料は合計1〜2万円程度です。
車を手放すべき人・手放さない方が良い人の特徴

車を手放すべきかどうかは、生活スタイルや環境によって異なります。
ここでは、手放すべき人と手放さない方が良い人の特徴を整理します。
手放すべき人の5つの特徴
以下の特徴に複数当てはまる人は、車を手放しても問題なく生活できる可能性が高いです。
1. 都市部に住んでいる
公共交通機関が発達している地域では、車がなくても移動に困りません。
特に東京23区、大阪市、名古屋市などの大都市圏では、電車・バスで十分カバーできます。
2. 車の利用頻度が週1回以下
週に1回以下しか乗らないなら、カーシェアやレンタカーの方が経済的です。
月4回カーシェアを利用しても、年間維持費より大幅に安く済みます。
3. 通勤に車を使っていない
通勤で車を使わないなら、平日の駐車場代や保険料が無駄になっています。
休日のレジャーだけなら、必要な時だけレンタカーやカーシェアを使う方が合理的です。
4. 駐車場代が高い
月額2万円以上の駐車場代を払っているなら、これだけで年間24万円の固定費です。
この金額を削減できれば、大きな節約効果があります。
5. 維持費の負担を感じている
税金、保険料、車検費用などの支払いが家計を圧迫していると感じるなら、手放すべきサインです。
無理して車を持ち続けることで、他の生活費や貯金が犠牲になっている可能性があります。
手放さない方が良い人の3つの特徴
一方で、以下の特徴に当てはまる人は、車を手放すと生活に大きな支障が出る可能性があります。
1. 地方・郊外で公共交通機関が不便
バスや電車の本数が少ない地域では、車は生活必需品です。
特に、最寄りのスーパーまで徒歩20分以上かかるような地域では、車がないと日常生活に支障が出ます。
2. 毎日の通勤で車が必須
職場まで公共交通機関でアクセスできない場合、車は手放せません。
ただし、この場合でも「本当に車通勤が必須か?」を見直す価値はあります。
電動自転車や原付バイク、転職や引っ越しなども選択肢として検討できます。
3. 子育て中で移動が頻繁
小さな子供がいて、保育園の送迎や病院通いが頻繁な家庭では、車があると便利です。
ただし、都市部で公共交通機関が発達している地域なら、電動自転車+タクシーの組み合わせでも対応可能です。
子供が成長して手がかからなくなったタイミングで、車を手放すことを検討するのも良いでしょう。
【診断チェックリスト】あなたは車を手放すべき?
以下のチェックリストで、あなたが車を手放すべきかどうか診断してみましょう。
□ 車の利用頻度が週1回以下
□ 都市部に住んでいる(公共交通機関が発達)
□ 通勤に車を使っていない
□ 駐車場代が月1万円以上
□ 車の維持費が家計を圧迫している
□ 車検や修理費用の支払いが負担
□ 最近、運動不足を感じている
□ 環境問題に関心がある
診断結果:
- 5つ以上該当:車を手放しても問題なく生活できる可能性が高いです。節約効果も大きいでしょう。
- 3〜4つ該当:手放すことを前向きに検討する価値があります。まずは1ヶ月車を使わない生活を試してみましょう。
- 2つ以下:現時点では車を手放さない方が良いかもしれません。ただし、将来的な選択肢として頭に入れておきましょう。
車を手放した後の代替手段を比較

車を手放した後、どのような移動手段があるのか詳しく見ていきましょう。
それぞれの特徴、コスト、向いている用途を比較します。
カーシェア(タイムズ・オリックス・カレコ)
カーシェアは、必要な時だけ車を借りられるサービスです。
主要サービスの特徴:
- タイムズカー:ステーション数が最多、全国で利用可能
- オリックスカーシェア:長時間利用がお得、車種が豊富
- カレコ:都市部に特化、外車やプレミアム車もあり
料金の目安:
- 月額基本料:880〜1,000円(無料プランもあり)
- 利用料金:15分200円〜、6時間パック4,000円〜
- ガソリン代:料金に含まれる
- 保険料:料金に含まれる
メリット:
- 15分単位で借りられる
- 24時間いつでも利用可能
- スマホで予約・解錠できる
- ガソリン代・保険料込み
- 車種を用途に応じて選べる
デメリット:
- ステーションが近くにないと不便
- 人気の時間帯は予約が取れないことがある
- 返却時間を気にする必要がある
向いている人:週に1〜2回程度、短時間の移動に車が必要な人
レンタカー
レンタカーは、主に長時間・長距離の移動に適しています。
主要サービス:
- トヨタレンタカー
- ニッポンレンタカー
- オリックスレンタカー
- タイムズカーレンタル
料金の目安:
- 6時間:5,000〜8,000円
- 12時間:7,000〜10,000円
- 24時間:8,000〜12,000円
- ガソリン代:別途必要(満タン返し)
メリット:
- 長時間利用がカーシェアより割安
- 車種が豊富(軽自動車からワゴン車まで)
- 店舗数が多い
- 乗り捨てサービスもある(長距離移動に便利)
デメリット:
- 営業時間内に借りる・返す必要がある
- 事前に店舗に行く手間がかかる
- ガソリンを満タンにして返却する必要がある
向いている人:旅行やレジャーで1日以上車が必要な人、長距離移動をする人
タクシー・配車アプリ(GO・Uber)
短距離の移動や急な用事には、タクシーや配車アプリが便利です。
主要サービス:
- GO:日本最大のタクシー配車アプリ、全国対応
- Uber:都市部で利用可能、料金が事前に分かる
- DiDi:クーポンが豊富
料金の目安:
- 初乗り:410〜730円(地域により異なる)
- 5km移動:約2,000円
- 10km移動:約3,500円
メリット:
- スマホで簡単に呼べる
- ドアtoドアで移動できる
- 運転する必要がない(疲れない)
- 荷物が多い時も安心
- 深夜・早朝も利用可能
デメリット:
- 長距離は料金が高額になる
- 地方では配車できないエリアもある
- 繁忙時は待ち時間が長い
向いている人:緊急時の移動、深夜・早朝の移動、荷物が多い時の移動
電動自転車・電動キックボード
近距離の移動には、電動自転車や電動キックボードが便利で経済的です。
電動自転車:
- 購入費用:5〜15万円
- バッテリー充電:1回10〜20円
- 維持費:年間5,000円程度(メンテナンス代)
- 移動範囲:片道5〜10km程度
電動キックボード:
- 購入費用:3〜10万円
- バッテリー充電:1回10〜15円
- 維持費:ほぼゼロ
- 移動範囲:片道3〜5km程度
メリット:
- 維持費がほとんどかからない
- 運動不足解消になる
- 渋滞に巻き込まれない
- 駐車場を探す必要がない
- 環境に優しい
デメリット:
- 雨の日は使いにくい
- 長距離移動には向かない
- 荷物の積載量に限界がある
向いている人:通勤・通学距離が5km以内の人、日常の買い物に使いたい人
【利用頻度別】おすすめの代替手段早見表
あなたの車の利用頻度に応じて、最適な代替手段を選びましょう。
| 利用頻度 | おすすめの代替手段 | 月額コスト目安 |
|---|---|---|
| ほぼ毎日 | 電動自転車+たまにタクシー | 5,000〜10,000円 |
| 週2〜3回 | カーシェア+電動自転車 | 10,000〜15,000円 |
| 週1回 | カーシェア+公共交通機関 | 5,000〜10,000円 |
| 月2〜3回 | レンタカー+公共交通機関 | 3,000〜8,000円 |
| 月1回以下 | レンタカー+タクシー | 2,000〜5,000円 |
どの利用頻度でも、車を所有するより大幅に安いことが分かります。
車を手放して節約に成功した人の体験談

実際に車を手放した人の体験談から、リアルな節約効果と生活の変化を見ていきましょう。
【事例1】都内30代夫婦:年間48万円の節約に成功
家族構成:夫婦2人(子供なし)
居住地:東京都世田谷区
手放した車:普通車(1500cc)
手放す前の年間維持費:
- 駐車場代:30,000円×12ヶ月=360,000円
- 自動車税:30,500円
- 保険料:85,000円
- ガソリン代:50,000円(月4回程度の利用)
- 車検・メンテナンス:60,000円
- 合計:585,500円
手放した後の年間コスト:
- カーシェア:月2回×5,000円×12ヶ月=120,000円
- タクシー:月1回×3,000円×12ヶ月=36,000円
- 合計:156,000円
年間節約額:429,500円(約43万円)
この夫婦は、節約したお金を旅行資金と投資に回しているそうです。
「最初は不安でしたが、カーシェアで十分でした。むしろ車の心配をしなくて良くなって気持ちが楽になりました」とのこと。
【事例2】地方40代単身:カーシェア+電動自転車で快適生活
家族構成:単身(40代男性)
居住地:福岡市
手放した車:軽自動車
手放す前の年間維持費:
- 駐車場代:10,000円×12ヶ月=120,000円
- 軽自動車税:10,800円
- 保険料:60,000円
- ガソリン代:80,000円
- 車検・メンテナンス:50,000円
- 合計:320,800円
手放した後の年間コスト:
- 電動自転車購入:100,000円(初年度のみ)
- カーシェア:月1回×4,000円×12ヶ月=48,000円
- タクシー:月2回×2,000円×12ヶ月=48,000円
- 初年度合計:196,000円
- 2年目以降:96,000円
年間節約額:初年度約12万円、2年目以降約22万円
この方は、「電動自転車で通勤するようになって体重が5kg減り、健康診断の数値も改善しました」と語っています。
また、「週末のレジャーはカーシェアで十分。むしろ色々な車種に乗れて楽しい」とのこと。
【事例3】子育て世帯の失敗談から学ぶ注意点
家族構成:夫婦+子供2人(3歳・5歳)
居住地:埼玉県さいたま市
失敗した理由:
この家庭は節約のために車を手放しましたが、以下の理由で半年後に再購入することになりました。
- 保育園の送迎が電動自転車では大変(雨の日は特に)
- 子供が急に熱を出した時、タクシーがすぐに来ない
- 週末の家族でのお出かけがストレスに(荷物が多い)
- 実家への帰省(片道100km)が困難
学べる教訓:
- 小さな子供がいる家庭では、車の必要性が高い
- 手放す前に、1〜2ヶ月車を使わない生活を試すべき
- 緊急時の対応策を事前に考えておく必要がある
- 家族全員の合意を得ることが重要
ただし、この家庭も「子供が小学生になったら再度手放すことを検討する」とのことです。
子育てのステージによって、車の必要性は変わることを理解しておきましょう。
車を手放す具体的な手順【5ステップ】

車を手放すことを決めたら、以下の5ステップで進めていきましょう。
スムーズな手続きのために、順序を守ることが大切です。
ステップ1:売却方法を決める(買取・下取り・廃車)
車を手放す方法は主に3つあります。
1. 買取(中古車買取店に売却)
- メリット:高値で売却できる可能性が高い、現金化が早い
- デメリット:複数の店舗で査定を受ける手間がかかる
- 向いている車:年式が新しい、走行距離が少ない、人気車種
- おすすめサービス:ガリバー、ビッグモーター、カーセブン、一括査定サイト
2. 下取り(新車購入時にディーラーに引き取ってもらう)
- メリット:手続きが簡単、新車購入と同時に処理できる
- デメリット:買取より査定額が低い傾向
- 向いている状況:新しい車に買い替える場合
3. 廃車(解体・永久抹消登録)
- メリット:古い車でも引き取ってもらえる、手続き代行してくれる業者が多い
- デメリット:売却益はほとんど期待できない(手数料がかかることも)
- 向いている車:年式が古い、走行距離が多い、事故車・故障車
- おすすめサービス:廃車買取業者(カーネクスト、廃車王など)
最も高く売る方法:
一括査定サイトを利用して、複数の買取店から見積もりを取ることです。
相見積もりを取ることで、10〜30万円以上高く売れるケースも珍しくありません。
ステップ2:必要書類を準備する
車を売却する際には、以下の書類が必要です。
普通車の場合:
- 車検証(自動車検査証)
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)
- 実印
- リサイクル券
- 身分証明書(運転免許証など)
軽自動車の場合:
- 車検証(自動車検査証)
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車税納税証明書
- 認印(実印不要)
- リサイクル券
- 身分証明書(運転免許証など)
注意点:
- 車検証の住所と現住所が異なる場合、住民票が必要
- 結婚などで姓が変わっている場合、戸籍謄本が必要
- 書類が紛失している場合は、再発行の手続きが必要
ステップ3:査定を受けて売却先を決定する
書類の準備ができたら、実際に査定を受けましょう。
高額査定のポイント:
- 複数の業者から見積もりを取る:最低3社、できれば5社以上
- 査定前に洗車・清掃する:第一印象が査定額に影響する
- 傷や凹みは正直に伝える:後から発覚すると減額される
- 整備記録簿を用意する:きちんとメンテナンスしていた証明になる
- 純正パーツを揃える:社外品に交換している場合、純正パーツも一緒に渡す
査定額が高くなる時期:
- 1〜3月(決算期で買取が活発になる)
- 9月(中間決算期)
- 車検満了日の1〜2ヶ月前(車検切れ前が高く売れる)
避けるべき時期:
- 4月以降(自動車税の納付後は価値が下がる)
- 走行距離が大台に乗った後(5万km、10万kmなど)
ステップ4:売却手続き・名義変更を行う
売却先が決まったら、正式な手続きに入ります。
売却の流れ:
- 売買契約書にサインする
- 必要書類を業者に渡す
- 車両を引き渡す
- 入金を確認する(通常3〜7日以内)
- 名義変更が完了したことを確認する
名義変更の重要性:
名義変更が完了していないと、以下のトラブルが発生する可能性があります。
- 翌年の自動車税の請求が来る
- 新しい所有者が起こした違反の責任を問われる
- 事故に巻き込まれた時に連絡が来る
必ず名義変更が完了したことを、書面で確認しましょう。
信頼できる大手業者なら、名義変更完了の通知書を送ってくれます。
ステップ5:保険・駐車場の解約手続きを忘れずに
車を手放したら、関連するサービスの解約も忘れずに行いましょう。
1. 自動車保険の解約:
- 保険会社に電話またはWebで解約手続き
- 中断証明書を発行してもらう(等級を保存できる)
- 解約のタイミングによっては保険料が返金される
中断証明書の重要性:
将来また車を購入する可能性がある場合、中断証明書を発行しておきましょう。
10年間有効で、今の等級を引き継ぐことができます。
これにより、再び車を購入した時の保険料を大幅に抑えられます。
2. 駐車場の解約:
- 契約している駐車場管理会社に解約の連絡
- 解約予告期間を確認する(通常1ヶ月前)
- 敷金・保証金の返金時期を確認
3. ETCカードの処理:
- 車載器を取り外す(次の車に使える)
- ETCカードは有効期限まで使用可能(レンタカーやカーシェアでも使える)
これらの手続きを忘れると、無駄な支出が続いてしまいます。
車を手放したら、1週間以内に全ての解約手続きを完了させましょう。
車を手放す前に知っておきたいQ&A

車を手放す際によくある疑問と回答をまとめました。
Q. 車を手放すベストなタイミングは?
A: 以下のタイミングがおすすめです。
- 自動車税が課税される前(3月中):4月1日時点の所有者に課税されるため、3月中に手放せば翌年度の税金を払わずに済みます。
- 車検満了の1〜2ヶ月前:車検を通してから売るより、車検前に売った方がトータルで得になることが多いです。
- 走行距離が大台に乗る前:4.5万km、9.5万kmなど、5万kmや10万kmに達する前の方が査定額が高くなります。
- 決算期(1〜3月、9月):買取業者の需要が高まり、査定額が上がりやすい時期です。
逆に、自動車税を払った直後(4月以降)や、車検を通した直後は、その費用を回収できないため避けた方が良いでしょう。
Q. ローンが残っていても売却できる?
A: はい、売却可能です。ただし、以下の条件があります。
- 売却額がローン残高を上回る場合:差額を受け取れます。買取業者がローンの完済手続きを代行してくれることが多いです。
- 売却額がローン残高を下回る場合:不足分を現金で支払う必要があります。または、不足分を新たなローンとして組むこともできます。
注意点:
ローンが残っている車は、所有権がローン会社やディーラーにある場合があります(所有権留保)。
この場合、売却前にローンを完済して所有権を自分に移す必要があります。
多くの買取業者は、この手続きも代行してくれますので、まずは相談してみましょう。
Q. 手放した後にまた車が必要になったら?
A: 以下の選択肢があります。
- カーシェアやレンタカーで様子を見る:本当に車が必要か、数ヶ月試してから判断しましょう。
- 中古車を購入する:新車より初期費用を抑えられます。ただし、手放した時と同じ状況にならないよう、本当に必要か慎重に検討しましょう。
- カーリースを検討する:初期費用が少なく、税金や車検費用もコミコミで月額固定のため、家計管理がしやすいです。
重要なポイント:
車を手放す前に、1〜2ヶ月間、車を使わない生活を試すことを強くおすすめします。
実際に車なしで生活してみることで、本当に手放せるかどうかが分かります。
この期間は車を駐車場に置いたまま、カーシェアや公共交通機関だけで生活してみましょう。
Q. 家族を説得するにはどうすればいい?
A: 以下のステップで説得してみましょう。
1. 具体的な数字を示す:
- 現在の年間維持費を計算して見せる
- 手放した場合の節約額を示す
- その節約したお金で何ができるか提案する(旅行、貯金、投資など)
2. 代替手段を具体的に提示する:
- カーシェアのステーション位置を調べて共有する
- 公共交通機関の路線図と時刻表を確認する
- 電動自転車の試乗をしてみる
3. 試験期間を設ける:
- 「まずは2ヶ月間、車を使わない生活を試してみよう」と提案する
- 実際に不便だったら手放さないことを約束する
- 試験期間中の感想を家族で共有する
4. 不安を具体的に聞き出す:
- 「どんな時に車が必要だと思う?」と質問する
- その状況ごとに代替案を一緒に考える
- 家族の不安を否定せず、解決策を提示する
家族全員が納得してから手放すことが、トラブルを避けるポイントです。
無理に説得するのではなく、一緒に考える姿勢が大切です。
まとめ:車を手放すかは「維持費」と「生活スタイル」で判断しよう
車を手放すことで、年間30〜50万円の節約が可能になります。
10年間では300〜500万円もの差が生まれ、この金額は人生を大きく変える可能性があります。
車を手放すべきかの判断基準:
- 都市部在住で公共交通機関が発達している
- 週1回以下しか車を使わない
- 通勤に車を使っていない
- 駐車場代が月1万円以上
- 維持費が家計を圧迫している
これらに複数該当するなら、車を手放しても問題なく生活できる可能性が高いです。
手放す前にやるべきこと:
- 現在の年間維持費を正確に計算する
- 1〜2ヶ月間、車を使わない生活を試してみる
- 代替手段(カーシェア、レンタカー、電動自転車など)を実際に利用してみる
- 家族と十分に話し合う
- 売却のベストタイミングを見極める
車を手放すことは、単なる節約だけでなく、時間・健康・環境といった様々な面でメリットがあります。
一方で、生活スタイルや住んでいる地域によっては、車が必須の場合もあります。
大切なのは、自分の状況を冷静に分析し、本当に車が必要かどうかを見極めることです。
この記事の情報を参考に、あなたにとって最適な選択をしてください。
車を手放すことで浮いたお金を、より価値のあることに使えるようになることを願っています。


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